大学名
ラオス国立大学 ラオス日本センター

ラオス
地域
アジア
原語または英語名
Laos-Japan Human Resource Development Institute
学部
日本語学科あるいは関連学科
構成(組織・教員数・学生数)
ラオス唯一の国立大学の付属機関(ビジネス・MBAコース、コンピュータコース、日本語コース等を開講)。
・日本語コースは、2001年の開講以来、大学生ならびに一般成人を対象に入門から中級までの一貫した教育を行っている。
・標準コース(初級6レベル、中級2レベル)では、週3コマ18週間を1学期として、進級するシステムを採用している。
・標準コース以外に、土日会話クラス、能力試験対策クラス、観光ガイド日本語クラス等を随時開講している。
・受講生約160名のうち、大学生が約70%を占める。 ・教員は、ラオス人教員7名、日本人教員3名。
・日本語コースは、2012年10月から国際交流基金の専門家による日本語教育が行われている。

1  日本語コース 初級、中級の標準日本語コースの他、入門者のための「ひらがなクラス」や「日本語教師養成コース」がある。ラオス人のための教科書の作成や日本語教師セミナーも行っている。また、スピーチコンテストや日本語教育研究会等も実施している。
2 ビジネスコース ラオス人ビジネスマンを対象としており、受講者は民間企業や国営企業、政府などに勤務する経営者や管理職が中心となっている。各科目約2週間の講義があり、受講者には修了証書が授与される。 講義はラオス国立大学経済経営学部の講師陣が主に担当しており、加えて短期に派遣される日本人専門家による日本的経営に基づく生産管理や工場の現場指導も行われている。

その他にビジネス関係者、政府機関職員、学生を対象にしたコンピューターコースもある。 参照資料:http://job.nihonmura.jp/2012/01/lao-japan-human-e2a1.html 参照資料:http://www.fasid.or.jp/shuppan/koho/pdf/news94.pdf
日本語学習の主たる目的
使える日本語の学習を目標としている。

日本語コース:標準日本語コースは3年で日本語の初級を修了し、日常生活で最低限のコミュニケーションができるようになる。初級が終わった段階で日本語能力試験3級合格のレベルを目指している。
ビジネスコース:ラオスの人々のビジネスについての知識や経営能力の向上を目的としている。
必修科目
未調査
日本人教員情報
交流基金専門家1名、ラオス在住の日本人教員2名が在籍している。
目標とする日本語のレベル
初級終了で日本語能力試験N4合、中級終了で日本語能力試験N3合格を目指す。
必須科目の使用テキスト
・初級の主教材は『みんなの日本語』(スリーエーネットワーク)であったが、2012年から初級の教材は『まるごと』(国際交流基金)に変更した。
・中級の教科書は学生のレベルにあわせていくつかの教材を複数使用している。
卒業生の進路
特別工業推進地帯にある日系企業(ニコンやトヨタ紡績など)、旅行会社など日本関係や日本語を使う職場に就職する学生が増えつつある。
学習上の困難点
・発音や漢字などの習得が難しい。
・また、ラオスから日本に行くチャンスが少ないので、日本は身近な国とは言えず、言語以外の習慣、文化など日本について実際に体験し学ぶ機会が少ないことが日本語学習の妨げにもなっている。
大学院

構成
大学院はなし
研究領域・方向性
大学院はなし
コースの特徴
大学院はなし
学位授与
大学院はなし
卒業後の進路
大学院はなし
留学

位置づけ
未調査
提携大学
学習院女子大学に毎年1名1年間留学させている。(フライトの経費は自己負担、寮に無料で住むことができ、一か月5万円の滞在費が支給される)
留学に対する意識・条件・選抜
・半年程度の短期留学の制度がある。
・筆記テストと面接により選考する。
・日本での生活に適応でき、日本語の授業を理解できる者、日本語能力が高い者、まじめさ、素直さなどの性格も考えて選んでいる。
留学後の学生の状況
未調査
その他情報

調査協力者
Monephet KHANTHANVONGXAY(National University of Laos, Laos-Japan Institute専任教員)
調査者
鈴木玲子(東京外国語大学総合国際学研究院教授)
調査日

資料

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