大学別データベース

大学名
ジュネーヴ大学

スイス
地域
ヨーロッパ
原語または英語名
Université de Genève
学部

構成(組織・教員数・学生数)
・学部の学生は2つの専攻が必修となっているため、言語学、宗教史、社会学、翻訳学などと併せて日本語を学習する学生もいる。
・日本語の授業は、文学部東アジア研究科内の日本研究課で開講されている。
・学生は全3学年で計125名在籍(2011年度)。
・東アジア研究科教員は全17名(うちparmanent menber8名。その他、outside member5名、sessional member講師4名)。 ・日本研究課の教員は、教授(Professeur)2名、准教授(Professeur assistant)1名、客員講師(Chargé de cours)2名、上級専任講師(Maître-Assistant)1名、専任講師(Chargé d’enseignement)5名、助教(Assistant)3名在籍。
・日本研究課の学生数は、日本学専攻が92名、選択科目として学習している者が16名、合計108名(2009年度)。 ・その他、Erasmus交換留学プログラムの学生が4、5名受講している。
日本語学習の主たる目的
歴史学・文学に重点を置いている。
必修科目
1学年:文法、漢字、読解、歴史、文学、東アジア研究を合計216時間。
2年:文法、漢字、会話・作文、読解、歴史・文化・美術を合計216時間。
3年:文法、漢字、会話、現代文学読解、日本の新聞読解、漢字の歴史、アジアの近現代史、1945年以降の日本の歴史的記憶、近代日本文学、近現代日本史を合計234時間。
日本人教員情報
・日本人教員は2名在籍(専任講師2名)。
・日本語ネィティブの教員は語学の授業を担当。
目標とする日本語のレベル
・少なくとも3年次に日本語能力試験N3レベルに到達。
必須科目の使用テキスト
1年次:『みんなの日本語Ⅰ』を使用。週1課のペースで25課を1年間で修了。
2年次:『みんなの日本語Ⅱ』を使用。
3年次:前期:『中級を学ぼう 日本語の文型と表現56』(スリーエーネットワーク)を使用。
後期:『中級を学ぼう 日本語の文型と表現82』(スリーエーネットワーク)を使用。
・副教材がそろっている、担当教員間で引き継ぎがしやすい、などの理由から、1、2年次は『みんなの日本語』を使用している。
・また、1、2年次の漢字教材は『みんなの日本語・漢字・英語版』を使用。
卒業生の進路
未調査
学習上の困難点
未調査
大学院

構成
・修士課程には2種類のコースが設置されている。
(1)日本学修士課程
(2)アジア専門修士課程(マスター・アジア)
・日本学修士課程の学生数は、修士課程15~20名、博士課程9名在籍(2010年)。
・アジア専門修士課程では、日本だけでなく、韓国、中国などを含むアジア全体を専門とする人材の育成を目的としている。
・博士課程も開講されている。
研究領域・方向性
研究領域は日本学、歴史学、文学である。
コースの特徴
・博士課程では、基本的に教授2人が指導を行うが、研究会などにはその他の教員も加わる。
学位授与
・学位取得者は修士号10名(2010年)。
・博士号取得者は年間約3名。
・学生の専門領域は文学、歴史等、人文科学中心。
卒業後の進路
・研究者としての道を歩む者が多い。
留学

位置づけ
・正式な手続きを経た場合には、単位互換が認められる場合がある。
・学内の国際交流課が運営する語学習得を目的とした学生同士の交流支援システムがある。日本語を学びたい学生が、留学生として日本から来ている学生に連絡をとれるように仲介をする。
提携大学
東京大学、京都大学、東京外国語大学、北海道大学、名古屋大学、早稲田大学、慶応大学、上智大学、共立女子大学、中央大学、青山学院大学
留学に対する意識・条件・選抜
・留学に対する関心は高い。
・留学の条件は、留学を希望する学生が学部2年次修了以上であること。
・主に学部の3年次か、修士課程1年修了時での留学が多い。
・年間15名程度が留学。
・選抜は書類審査(成績・研究計画など)と面接試験で行う。
留学後の学生の状況
・留学後の進路は様々だが、大学で勉強を続ける者が最も多い。
その他情報

調査協力者
小幡谷友二(ジュネーヴ大学東アジア研究学科日本研究課専任講師 chargé d’enseignement)
調査者
坂本惠(東京外国語大学留学生日本語教育センター教授)
調査日
2011/11/25
資料

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その他
補足事項:学部(Faculté)>学科(Département)> 学課、あるいはセクション(Unit?)
外大関係者情報