大学別データベース

大学名
リュブリャーナ大学

スロベニア
地域
ヨーロッパ
原語または英語名
Univerza v Ljubljani, 英語: University of Ljubljana
学部
日本語学科あるいは関連学科
構成(組織・教員数・学生数)
ボローニャ改革後、文学部の学部課程は3年間である。
・学部はシングルメジャーとダブルメジャーに分かれる。
・アジア・アフリカ研究学科は、学部レベルは日本研究・中国研究・東アジア文化の3専攻プログラムに分かれる。

日本研究教員数:専任8名(そのうち、日本籍3、韓国籍1・スロヴェニア籍5)
日本語学習者数:1年生:50人、2年生30人、3年生43人、東アジア文化専攻 45人、一般向けクラスの履修者12人(2013年度資料)
日本語学習の主たる目的
学部では、現代日本語で日常のコミュニケーションができるようになり、一定のテーマについて情報を収集し、簡単な文章にまとめることができるようになること。
必修科目
必修科目 日本研究コースの科目:()内はコマ数 →( )

学部シングルメジャー:
(1年次)現代日本語1(講義+演習13)、日本語表記(1)、異文化研究方法論Ⅰ(2)、東アジア史1(2)
(2年次)現代日本語2(講義+演習11)、日本史概論(2)、日本語文法概論(2)、日本史(2)
(3年次)現代日本語3(講義+演習10)、日本の社会(2)、日本文学1(2)、卒論ゼミ(2)

学部ダブルメジャー:
(1年次)現代日本語1(講義+演習9)、日本語表記(1)、東アジア史1(2)
(2年次)現代日本語2(講義+演習9)、日本語文法概論(2)、異文化研究方法論Ⅰ(2)
(3年次)現代日本語3(講義+演習8)、卒論ゼミ(2)
日本人教員情報
3名。言語学2、美術1。日本語(語学や文学)の各科目、書道など。
目標とする日本語のレベル
学部(3年間)では、現代日本語で日常のコミュニケーションができるようになり、一定のテーマについて情報を収集し、簡単な文章にまとめることができるようになる。 留学時、日本語能力試験の証明書などを求められることもあるので、受験を奨励しているが、能力試験受験は必須ではない。
必須科目の使用テキスト
(1年次) ・Sodobni japonski jezik 1, Ljublijana:Filozofska fakultela Univerze v Ljubljani 2008(『みんなの日本語』文型導入順に準拠した自作教科書)  ・Prvi koraki-Sodobna japonskaslovnica za začetno stopnjo.Ⅰ.del 初級日本語文法Ⅰ Ljubljana:Filozofska fakulteta Univerze v Ljubljani 2000 ・Osnove-Sodobna japonska slovnica za začetno stopnjo.Ⅱ.del 初級日本語教育文法Ⅱ Ljubljana:Filozofska fakulteta Univerze v Ljubljani 2003 ・Uvod v japonski pisavo:hiragana, katakana in prvih 854 pismenk-日本語表記入門  Ljubljana:Filozofska fakulteta Univerze v Ljubljani 2003 ・Japonsko-slovenski in slovensko-japonski slovaček k učbeniku Sodobni japonski jezik 1-現代日本語Ⅰ-日本語スロヴェニア語・スロヴェニア語日本語語彙表 Ljubljana:Filozofska fakulteta 2000.146  (2年次) ・『文化初級日本語ⅠI』文化外国語専門学校編 ・IntermediateKanji Bokk vol.1, Bonjinsha 1993 ・『初級から日本語スピーチ』凡人社 (3年次) ・『中級へのとびら』くろしお 生教材:http://nl.ijs.si/jaslo (日本語・スロヴェニア語ウェブ辞書+読解支援ツール)
卒業生の進路
日本などの大学院、観光業、通訳・翻訳業、外務省、観光局、大使館、各企業、語学学校、など
学習上の困難点
日常的に日本人と話したり、町で日本語を目にしたりする機会が未だ少ない。
大学院
日本語研究関連コース
構成
修士課程(2年間)は日本研究・中国研究の2専攻に分かれている。
ボローニャ改革後、学部3年間のあとに修士が2年間、そのあと博士課程へ進むようになった。現在、日本研究の教員で修士にも関わっているのは4名。博士課程に関わっているのは2名。
研究領域・方向性
コーパス言語学、翻訳・通訳、日本語教育、二重専攻のもう一方の分野との組み合わせなど。
コースの特徴
学部3年間を終えた者が修士に進む。
修士レベル(2年間)では、いろいろな専門分野の日本語や古文などに触れ、日本語を使ってそれぞれの専門分野のディスコースに参加、研究する。
隣国(クロアチア、ハンガリーなど)からの進学者も見られる。
学位授与
Master of Japanese Studies
卒業後の進路
日本の大学院、観光業、通訳・翻訳業、外務省、観光局、各企業、語学学校など。
留学

位置づけ
多くの交流校を持ち、単位交換あり。
提携大学
東京外国語大学、筑波大学、東北福祉大学、群馬大学、徳島大学、西九州大学、東洋大学、立教大学、東京工業大学
留学に対する意識・条件・選抜
ボローニャで学部が3年間になったため、ゆっくり留学できないのが問題。選抜条件は日本語能力のほかに、生活面、社会性、社交性なども考慮する。
留学後の学生の状況
大学に戻り勉強を続ける。
その他情報

調査協力者
重盛千香子(リュブリャーナ大学文学部アジア・アフリカ研究、日本研究主任)
調査者
早津恵美子(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授)
調査日

資料

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その他

外大関係者情報
東京外国語大学日本語教育専修コースの学生を臨地実習として受け入れているほか、スラブ語専攻(特にチェコ語)の学生も受け入れている。
スロヴェニアからも随時、学部、大学院レベルの学生を送り込んでいる。