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大学名
大連民族学院 (外国語文化学院 日本語学科)

中国
地域
アジア
原語または英語名
大连民族学院 (外国語文化学院 日语系) Dalian Nationalities University (College of Foreign Languages and Cultures)
学部
日本語学科あるいは関連学科
構成(組織・教員数・学生数)
構成:低学年(一年次、二年次)教研室、高学年(三年次、四年次)教研室、第二外国語教研室(英語科など第二外国語のための日本語教育組織)
日本語科の教員は21名(うち日本人は2名)。
学生数は410名。
日本語学習の主たる目的
十分な日本語能力を備え、日本に関する知識を持ち、日本文化への理解が深く、中日交流の場において活躍できる人材の育成を目的とする。
必修科目
総合日本語、日本語ヒヤリング、日本語通読、日本語作文、翻訳理論と実践、日本概況、日本文学史、日本語概論、現代日本語文法、言語と異文化コミュニケーション、日本の文化交流史。
日本人教員情報
日本人教員は2名で、専門は日本語教育と管理学である。
授業担当に加えて、日本語講演、日本語演劇などの指導と中国人先生への指導などの役割を果たしている。 担当科目は、日本語会話と作文が主である。
採用条件は修士号取得者であること。その他応募者の年齢、職歴などを考慮した上で採用。日本語教育の経験者が好まれる。
目標とする日本語のレベル
聞く、話す、読む、書く、翻訳などの総合力を有し、異文化コミュニケーション能力も有する日本語人材の育成を目標としている。日本語能力試験一級合格が要求される。
必須科目の使用テキスト
総合日本語:『新編日本語』(上海外語教育出版社)、『高年級日語精読』(上海訳文出版社)
日本語ヒヤリング:『日本語聴力』(華東師範大学出版社)
日本語通読:『日語汎独』(外語教学与研究出版社)
日本語作文:『実用日語写作教程』(外語教学与研究出版社)
翻訳理論と実践:『日漢翻訳教程』(南開大学出版社)
日本概況:『日本国家概況』(南開大学出版社)
日本文学史:『日本近現代文学』(作品篇・歴史篇)(吉林大学出版社)
日本語概論:『日本語概説』(上海外語教育出版社)
現代日本語文法:『新編日語語法教程』(上海外語教育出版社)
言語と異文化コミュニケーション:『語言与跨文化交流』(大連理工大学出版社)
日本の文化交流史:『日本文化交流歴史』(大連理工大学出版社)
卒業生の進路
日系企業社員(40%)、日本への留学(40%)、中国国内の大学院に進学(10%)、公務員他(10%)。
学習上の困難点
1. 日本語の表現に慣れるまでに2年間ぐらいかかる。
2. 文構造理解の指導が難しい。
3. 敬語、助詞の使い分けが難しい。
4. 日本語では、文末の微妙なニュアンスとして「になる・となる」「であるようだ」「とされる・と思われる」 などの付加や使い分けが重要であるケースが多い。
個人見解などを述べる場合、中国語は通常そのような付加は行わずに「言い切り」の形が多いので、 そのような日本語の言い回しを習得するのが難しい。
大学院
日本語研究関連コース
構成
未調査
研究領域・方向性
未調査
コースの特徴
未調査
学位授与
未調査
卒業後の進路
未調査
留学

位置づけ
日本の大学へ毎年15名程度の学生を派遣している。単位交換もあり。
提携大学
福岡国際大学、秋田大学、北陸先端科学技術大学院大学、金沢星稜大学、北陸大学、岡山商科大学。
留学に対する意識・条件・選抜
2年次終了後、本大学の応募者の中から優秀な学生を推薦する、もしくは先方の大学の選抜試験によって派遣。日本語能力試験一級合格者が優先される。
留学後の学生の状況
2006年から毎年15名程度派遣してきたが、全員決められた単位を修得し、無事卒業している。そのうち、日本の大学院に進学する学生が多い。他に、日本で就職する学生や中国に戻って就職する学生もいる。
その他情報

調査協力者
劉俊民(大連民族学院副教授・外国言語文化学院副院長)
調査者
橋本雄一(東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授)
調査日

資料
調査日は 2013/3/22 と 3/25
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