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大学名
フィリピン大学 ディリマン校 (社会科学哲学部・言語学科)(アジアセンター)

フィリピン
地域
アジア
原語または英語名
Unibersidad ng Pilipinas Diliman (College of Social Science and Philosophy, UP Department of Linguistics)(Asian Center)
学部
日本語学科あるいは関連学科
構成(組織・教員数・学生数)
・日本語科目は言語学科で教えている。 言語学科は、フィリピン諸語研究を中心とし、全学を対象とした選択外国語科目としてアジア諸語(現在開講されているのは、マレー・インドネシア語、中国語、韓国語、ペルシア語、日本語)を教える学科である。
・教員数は10名前後。学生数は1学年が20名弱。
・言語学科には言語学専攻(プランA)、言語学/マレー・インドネシア語専攻(プランB)、言語学/日本語専攻 (プランC)の3つの専攻がある。 プランAはフィリピン語研究を中心とした言語学コースである。 プランBとプランCは二重専攻(Double Major)コースで、フィリピン語言語学研究に加え、それぞれマレー・インドネシア語、日本語を言語学と同じ単位数だけ学ぶ。 日本語科目を履修する学生は、プランCコースの学生と、全学部から選択外国語科目として日本語を学びに来る学生である。
・アジア諸言語の中では日本語の人気が一番高い。近年は、マレー・インドネシア語、中国語を学ぶ学生が1学期にそれぞれ50人程度、韓国語、ペルシア語はそれぞれ10人程度であるのに対して、日本語は200人前後である。
・選択外国語として必要な単位は6単位程度で、学習時間は100時間に満たない。フィリピン大学ではこの日本語入門コースのみを履修して終わるものがほとんどであり、中級程度 (日本語科目を全部で39単位履修)まで日本語を学ぶのは、1学年10人弱の言語学科プランCの学生だけである。

教授 Viveca V. Hernandez(専門:日本語、スペイン語、イロカノ語の形態論・統語論、理論言語学、構造主義言語学、, 辞書編集法)。
助教 Mary Ann Gaitan-Bacolod(専門:ヒリガイノン語、ヒリガイノン語の形態論、翻訳、社会言語学、日本語、日本語の言語学)。
Farah C. Cunanan(専門:日本語・中国語の言語学、日本語、中国語、コミュニケーション・リサーチ、意味論、民族言語学、翻訳、比較言語学)。
講師 Ma. Kristina S. Gallego(専門:バタニック諸語、社会言語学、類型論、日本語、日本語の言語学)。
日本語講師 ROELIA ALVAREZ、ATHENA CABAZOR,、CRISTOPHER VINCENT DOFITAS、JUNILO ESPIRITU、JONALENE、LAMPAWOG-VICTORIO、FLORINDA AMPARO PALMA GIL、RIA RAFAEL、LUCKY MERRIAM VILLEGAS。
ディリマン校のアジアン・センターでも初級、中級レベルの日本語が開講されている。
日本語学習の主たる目的
日本語専攻者は3級程度。留学経験者の優秀者は2級程度。
必修科目
Elementary Japanese(週3時間)
日本人教員情報
2007年までは、国際交流基金、海外青年協力隊より各1名が派遣されていたが、現在は0名である。
目標とする日本語のレベル
未調査
必須科目の使用テキスト
『げんき』Ⅰジャパンタイムズ
卒業生の進路
大学院進学 日系ホテルや日系企業へ就職
学習上の困難点
漢字習得や会話能力の向上が困難である。
大学院
日本語研究関連コース
構成
・日本関係の研究はアジア・センター(The Asian Center)で行われている。
・フィリピンで唯一の地域研究専門機関である。
・アジア研究修士課程を提供している。学生は東南アジア、北東アジア、南アジア、西アジア(中東)のいずれかを専攻する。
・北東アジア専攻の学生は、さらに中国、韓国/北朝鮮、日本から一つを重点国として選択する。 言語としては日本語、中国語(北京語)、韓国語、インドネシア語/マレーシアのコースを提供している。
学部長 Prof. Eduardo T. Gonzalez, PhD (Policy research/development; Public/corporate governance; Institutional analysis; Regional planning; Political economy; Public administration & management)
専任教員 Dr. Sylvano D. Mahiwo(専門:国際関係、日本の外交政策) Dr. Michiyo Yoneno-Reyes (米野みちよ)(専門:音楽民族学、人類学)
非常勤講師 Victoria V. Quimbo (経済学)、 Mariko Okeda-Tojo (桶田真理子)(日本語) 名誉教授 Dr. Josefa M. Saniel(専門:歴史、北東アジアと日本)
研究領域・方向性
・フィリピン研究を含むアジア研究に特化した大学院レベルの学際的な学術プログラムを提供している。
・研究テーマはアジア太平洋地域における政治、経済、社会、文化等、多岐にわたっている。
・日本語の授業は集中日本語A(初級日本語)と集中日本語B(中級日本語)の2クラスが開講されている。
コースの特徴
・学生は試験を受験するか集中コースを受講。
・インドネシア語、マレイ語、中国語、日本語等のアジア言語の運用能力が認められる。
学位授与
未調査
卒業後の進路
官僚、国際機関、マスコミ、研究、教育などで幅広く活躍している。
留学

位置づけ
未調査
提携大学
京都大学、大阪大学、東北大学、東京大学、東京外国語大学、早稲田大学、拓殖大学、名古屋学院大学、津田塾大学、ルーテル学院大学、昭和大学、慶應義塾大学など。
留学に対する意識・条件・選抜
毎年5名程度が日本の大学に留学する。
留学後の学生の状況
未調査
その他情報

調査協力者
Michiyo Yoneno-Reyes, PhD (米野みちよ)フィリピン大学准教授
調査者
山下美知子(元東京外国語大学教授)、小川英文(東京外国語大学総合国際学研究院教授)、谷口龍子(東京外国語大学国際日本研究センター准教授)
調査日

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東京外国語大学のMINESHITA Rocel教員はフィリピン大学卒業である。
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