大学別データベース

大学名
香港大学

香港
地域
アジア
原語または英語名
The University of Hong Kong
学部
日本語学科あるいは関連学科
構成(組織・教員数・学生数)
文学院現代文化外国語学部日本研究学科。卒業生は、Bachelor of Arts in Japanese Studiesを取得する。日本語と日本地域研究の科目を組み合わて履修する。2012年度から、この2つの各分野に焦点を分けたプログラムを新設。 2011年度の(1年次を除く)専攻学生数は約120名、教員数12名。
日本語学習の主たる目的
4技能におけるバランスの取れた高い運用能力を育成する。社会問題や専門的内容について説明・理解 し、日本語を使って自らの意見を口頭または記述の形で表す能力を育てる、アカデミック日本語が主体。日本語学習全体を通して、日本文化・社会に関する理解 を深める。毎年学生の3-4割が2年次または3年次に日本国内の協定校へ交換留学する。また、詩作や朗読など日本語の創作的使用能力も重視している。
必修科目
日本研究概要、日本語Iパート1・2、日本語IIパート1・2、日本語IIIパート1・2、日本語IVパート1・2。
日本人教員情報
日本語を指導する日本人教員は6名。日本語教育専門または関連分野の修士号取得者。
目標とする日本語のレベル
日本語能力検定試験は指導目標の視野に入れていないが、留学経験者は全員N1に合格。
必須科目の使用テキスト
「日本語中級J301」「大学・大学院留学生の日本語作文編」などを教材の一部として使用。
卒業生の進路
日本企業または日本に関連した企業、教育など。修士課程への進学。
学習上の困難点
未調査
大学院
日本語研究関連コース
構成
修士課程(M.Phil)、博士課程(Ph.D)の合計で2011年度14名。指導教員数5名。
研究領域・方向性
社会学的・文化人類学的日本学。日本文学。日本語学。翻訳(日中、日英)研究。
コースの特徴
Research Postgraduate Program 修士候補・博士候補の大学院生は指導教員の個別指導を受け、学位申請の論文を作成、提出。その後行われる、審査委員による論文審査及び口答試験の両方に合 格した者に対して該当の修士号・博士号を授与。
学位授与
2011年度までに34名がM.Phil、11名がPh.Dを取得。
卒業後の進路
企業、公務員、教育の分野など。
留学

位置づけ
留学先で取得した単位のほとんどが母校の単位として交換を認められる。その際、受け入れ機関で履修した各科目の内容を精査し、指導・学習面における両プログラムの関連性について検討する。
提携大学
(アイウエオ順)秋田国際教養大学、宇都宮大学、大分大学、関西外国語大学、九州大学、京都大学、慶 応義塾大学、神戸大学、国際基督教大学、上智大学、創価大学、東京外国語大学、名古屋大学、一橋大学、北海道教育大学、立命館アジア太平洋大学、立命館大 学、早稲田大学ほか。
留学に対する意識・条件・選抜
留学を希望する学生には、留学の目的や動機・将来の目標などについて作文を書かせ、さらに面接を行う。選抜ではGPA(成績評価指標)に加えて、健全なコミュニケーション能力を重視する。募集段階、日本への出発前に説明会を行う。
留学後の学生の状況
留学後に日本語IVを履修する。最終学年の学生を対象とする研究科目では、日本語で論文を書く。
その他情報

調査協力者
萬美保(香港大学日本研究学科長)
調査者
伊東祐郎(東京外国語大学留学生日本語教育センターセンター長、教授)
調査日
2012/06/06
資料

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その他
香港大学から東京外国大学留学生センターに留学する学部学生の”指導と学習におけるアーティキュレーション”合同プロジェクトを実施中。また、東京外国語大学の大学院において日本語教育を学ぶ院生を香港大学での臨地実習に受け入れ、その交換プログラムと して、国際交流基金関西センターの学部生向け短期研修に、香港大学で日本研究を専攻する学生が参加するという貴重な機会を得ている。
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