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大学名
ハノイ国家大学外国語大学(東洋言語文化学部 日本語学科)

ベトナム
地域
アジア
原語または英語名
University of Languages and International Studies - Vietnam National University, Hanoi
学部

構成(組織・教員数・学生数)
教員数: 日本語学科は学科長1名、教員数38名 学生数:867名
日本語学習の主たる目的
(1) 日本語教員養成課程: 本課程は日本語能力検定試験のN1以上の日本語能力を持つ、日本語を使いこなせるかつコミュニケーション能力、チームワーク能力、物事を柔軟に対応する能力、異文化理解能力が整えており、日本語教育の分野のリーダーになれる人材養成を目的とする。
(2) 日本語学課程: 日本語通訳・翻訳専修コース、経済専修コース、観光専修コース、日本語学専修コースという4コースからなっている。本課程は日本語能力検定試験のN1以上の日本語能力を持つ、日本語を使いこなせるかつコミュニケーション能力、チームワーク能力、物事を柔軟に対応する能力、異文化理解能力が整えており、自らの分野のリーダーになれる人材養成を目的とする。
必修科目
(1) 日本語教員養成課程:
I.共通科目
I.1マルクス・レーニン主義の基本原理1、I.2マルクス・レーニン主義の基本原理2、I.3ホーチミン思想、I.4.ベトナム共産党の革命方針、I.5.IT入門、I.6.英語A1、I.7.英語A2、I.8.英語B1、I.9.地理入門、

II.分野別科目
II.1環境と開発、II.2.社会科学における統計学、II.3.高級数学、II.4統計学

III.専門別科目
III.1ベトナム文化の基礎、III.2.ベトナム言語学入門、

IV.専攻別科目
IV.1言語学・文化科目、IV.1.1.日本語学1、IV.1.2.日本語学2、IV.1.3.日本事情1、IV.1.4.多文化コミュニケーション
IV.2.外国語科目、IV.2.1.日本語1A、IV.2.2. 日本語1B、IV.2.3.日本語2A、IV.2.4.日本語2B、IV.2.5.日本語3A、IV.2.6.日本語3B、IV.2.7.日本語4A、IV.2.8.日本語4B

V.コース別科目
V.1.心理学、V.2.教育学、V.3.日本語教育理論、V.4.日本語教授法1、V.5.日本語教授法2

(2) 日本語学課程:
I〜IVまでは同上
V.1.通訳翻訳専修コース、V.1.1.通訳1、V.1.2.翻訳1、V.1.3.通訳翻訳理論、V.1.4.通訳2、V.1.5.翻訳2、V.1.6.通訳翻訳スキル
V.2.日本語学専修コース、V.2.1. 通訳1、V.2.2.翻訳1、V.2.3.日本史、V.2.4.日本経済入門、V.2.5.日本社会、V.2.6.日本学入門
V.3.経済専修コース、V.3.1.通訳1、V.3.2.翻訳1、V.3.3.経済日本語、V.3.4.マクロ経済、V.3.5.ミクロ経済、V.3.6.銀行・金融
V.4.観光専修コース、V.4.1.通訳1、V.4.2.翻訳1、V.4.3.観光日本語、V.4.4観光学入門、V.4.5.観光経済、V.4.6.コミュニケーションと接客
日本人教員情報
日本人教員数:3名、うちJICAシニアボランティア1名
専門:日本語教育
役割:若手教員養成、授業担当
採用条件:JICAの条件
担当科目:日本語1A〜4B(他のベトナム人教員とチームティーチング)
個人契約:2名
専門:経済と日本語教育
役割:授業担当、課外講座担当
採用条件:特に定めていない
担当科目:日本語1A〜4B(他のベトナム人教員とチームティーチング)、オフィス日本語、コミュニケーションスキル
(但し日本人教師の人数や担当科目は年によって異なる)
目標とする日本語のレベル
卒業時に日本語能力試験のN1相当の日本語レベルに到達
必須科目の使用テキスト
日本語教員養成課程 日本語学1:
1)  『日本語構造論1(Ngữ pháp tiếng Nhật 1)』(ハノイ国家大学外国語大学日本語学科)
2)  『日本語の音声(Ngữ âm tiếng Nhật)』
3)  『1日10分の発音練習』(くろしお出版)
4)  『発音教室』(くろしお出版)
5)  『日本語の音』(ひつじ書房)

日本語教員養成課程 日本語学2:
1) 『日本語構造論2(Ngữ pháp tiếng Nhật 2)』(ハノイ国家大学外国語大学日本語学科)
2) 『現代日本語の語彙・文法』(くろしお出版)
3) 『日本語教師・分野別マスターシリーズ』(アルク)
4) 『現代日本語の語彙・文法』(くろしお出版)

日本語教員養成課程 日本事情1:
1) 『体験しよう日本の文化』(アプリコット)

日本語教員養成課程 多文化コミュニケーション:
1) 『国際化と教育-異文化間教育学の視点から』(放送出版協会)
2) 『異文化理解への道』(青山社)


日本語学課程 通訳翻訳理論:
1) 『翻訳理論の探求』(みすず書房)
2) 『翻訳の理論』(法政大学出版局)

日本語学課程 通訳翻訳スキル:
1)  『朝2時起きで、なんでもできる!』(三マーク出版)
2)  『通訳の現場から』(朝日出版社)
卒業生の進路
・大学関係
・地域研究所
・日系企業に就職
・ホテル、観光業者
・中等教育期間
学習上の困難点
学習環境が整っていない(教材不足、教室の中の設備が不十分、一クラスの人数が多い等)
大学院

構成
研究科長:1名
副研究科長:1名
スタッフ:5名
教員:専任教員はいない。全てが海外の大学からハノイ国家大学が招聘する客員講師である。
学生数:20名
研究領域・方向性
日本学・日本語学研究
コースの特徴
修士号を取得するために以下の科目から51単位を取る必要がある。
共通科目:11単位
基礎科目・専門科目:25単位
論文:15単位
論文は論文提出と口頭発表がある。
学位授与
日本語学修士号
卒業後の進路
・教育機関
・研究所
・日本語を使用する組織・機関
留学

位置づけ
留学先で取った単位の一部の単位交換が認められる。交換できない単位に関しては、帰国後取得する。
提携大学
・佐賀大学
・熊本学院大学
・奈良女子大学
・名古屋外国語大学
留学に対する意識・条件・選抜
ほとんどの学生が留学を希望する。3年時から成績が良い学生が1年間交換留学のための奨学金がもらえるため、学生は最初の2年間で一所懸命勉強する。
留学条件:健康で留年経験のない成績が良い3年生。
選抜方法:2年生の時の成績が最も良い学生から選ぶ。
留学後の学生の状況
留学後日本語能力が向上し自信を持ち、日本文化への関心がより高くなり、また日本に留学したいという希望を持つ学生が多い。
その他情報

調査協力者
DAO Thi Nga My(ハノイ国家大学外国語大学東洋言語文化学部副学部長)
調査者
鈴木美加(東京外国語大学留学生日本語教育センター准教授)
調査日

資料

コメント

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その他
・ハノイ国家大学は東京外大と協定を結んでいるが、外国語大学とはまだ結んでいない。今後外国語大学も協定を結びたいと考えている。
・東京外国語大学と共同研究を行うことを望んでいる。
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