大学名
グルノーブル スタンダール第三大学

フランス
地域
ヨーロッパ
原語または英語名
Université Stendhal-Grenoble3
学部

構成(組織・教員数・学生数)
日本語関係の教員:准教授2名、外国語講師(Lecteur)4名、契約講師1名、非常勤講師1名。
日本語学習者は約120名。1年次約70名、2年次約30名。3年次約20名(内10数名は留学中)。
日本語学習の主たる目的
実学重視。
外国語学部では、2種類の言語の選択が課せられる。英語またはドイツ語から1つと、ドイツ語、アラビア語、中国語、スペイン語、イタリア語、オランダ語、日本語、ポルトガル語、ロシア語の中から1つを選択。
必修科目
日本文化、文法・翻訳、演習(会話・タスク)が各週2時間。1年目はラボと漢字が週1時間ずつ加わる。また、1,2年目は特訓コースが週2時間。
日本人教員情報
日本人教員は7名(准教授2名、外国語講師4名、契約講師1名)。
目標とする日本語のレベル
未調査
必須科目の使用テキスト
『日本語で話しましょう』(グルノーブル大学出版)、『BASIC KANJI BOOK 基本漢字500』。
卒業生の進路
高等専門教育機関(grandes écoles)あるいは大学院に進む者が多い。
ワーキング・ホリディで日本へ行く者もいる。
学習上の困難点
漢字学習、敬語、作文に難しさを感じる学生が多い。その一方、文法は比較的学びやすいという印象を持っている。
大学院

構成
日本(語)関係は修士課程のみ。2009年度の学生数は、1年次8名、2年次5名。授業はすべて日本語で行う。
研究領域・方向性
日本語学や日本学に関するコースはないが、国際貿易における3ヶ国語ネゴシエーター養成コースと、多言語専門翻訳家養成コースにおいて専攻できる言語の1つに日本語がある。
コースの特徴
1年次はビジネス研修レポートの提出と口頭審査(フランス語の使用可)。
2年次はさらに専門的な研修を行い、そのレポート提出と3ヶ国語による口頭審査(フランス語の使用不可)。
修士課程修了後は、フランス語教育の修士課程に進み、日本でフランス語を教える者もいる。
翻訳コースが2010年度から開講。
学位授与
未調査
卒業後の進路
未調査
留学

位置づけ
3年次に10名近くの学生(選考時である2年次の学生総数の3分1)が留学する。
留学の方法は以下の2通り。
1 グルノーブル大学全体と旧帝国大学との学部生交換プログラム。毎年約10名の交換留学生のうち、スタンダール大学から6~8名送っている(以前はプログラム8による奨学金が支給されたが、すでに終了)。
2 スタンダール大学独自の留学支援として、西南学院大学、名古屋外国語大学、横浜国立大学、神戸大学国際文化学部に各1,2名ずつ留学。
提携大学
西南学院大学、名古屋外国語大学、横浜国立大学、神戸大学国際文化学部
留学に対する意識・条件・選抜
日本語の科目以外も含めて全体の成績から選抜するので、成績優秀者しか留学できない。
留学後の学生の状況
未調査
その他情報

調査協力者
東伴子(グルノーブル スタンダール第三大学外国語学部東洋言語学科日本語科准教授)
調査者
谷口龍子(東京外国語大学国際日本研究センター准教授)
調査日
2011/03/25
資料

コメント

検索キーワード

その他

外大関係者情報