大学名
ベトナム国家大学・ハノイ校人文社会科学大学

ベトナム
地域
アジア
原語または英語名
Trường Đại học Khoa học Xã hội và Nhân văn - Đại học Quốc gia Hà Nội University of Social Scienses and Humanities - Vietnam National University, Hanoi
学部

構成(組織・教員数・学生数)
教員数:学科長含めて7名
学生数:110名 1学年24-30名 各学年1クラス
日本語学習の主たる目的
日常会話・職業向けの日本語を身につけること。日本語文献の読解能力を有すること。日本の文化、歴史の研究者を目指す。
必修科目
東洋学部:
I.共通科目:
I.1.マルクス・レーニン主義の基本原理1(2単位)
I.2.マルクス・レーニン主義の基本原理2(3)
I.3.ホーチミン思想(2)
I.4.ベトナム共産党の革命方針(3)
I.5.IT入門(3)
I.6.外国語A1(4)
I.7.外国語A2(5)
I.8.外国語B1(5)
II.分野別科目:
II.1.科学研究方法(3単位)
II.2.国家と法律概論(2)
II.3.世界文明史(3)
II.4.ベトナム文化基礎(3)
II.5.社会学概論(2)
II.6.心理学概論(2)
II.7.ロジック学概論(2)
III.専門別科目:
III.1.地域学概論(3単位)
III.2.オリエンタル歴史(3)
III.3.オリエンタル文明・文化(3)
IV.専攻別科目(東アジア専攻グループ):
IV.1.東アジア国際関係(2単位)
IV.2.東アジアにおける宗教(3)
IV.3.東アジア経済(3)
V.日本研究科目:
V.1.日本研究入門(2単位)
V.2.日本地理(2)
V.3.日本歴史(2)日本文化(2)
V.4.日本語文法1(3)
V.5.日本語スキル1(4)
V.6.日本語文法2(4)
V.7.日本語スキル2(4)
V.8.日本語文法3(4)
V.9.日本語スキル3(4)
V.9.日本語文法4(3)
V.10.日本語スキル4(4)
V.11.日本語文法5(3)
V.12.日本語スキル5(4)
V.13.日本語読解・翻訳上級レベル
V.14.現代日本社会(2)
日本人教員情報
人数:1名(非常勤で週3回勤務)
専門:日本語教育
役割:若手教員養成、授業担当
採用条件:日本語教師資格 担当科目:日本語スキル1~5(会話・聴解)
目標とする日本語のレベル
卒業時にN2取得
必須科目の使用テキスト
みんなの日本語初・中級、日本語中級J301 、文化中級日本語、日本語中級J501、上級日本語(学科作成のオリジナル版。内容は、翻訳・通訳、ビジネスマナー、日本語プレゼンテーション)
卒業生の進路
・進学 10%
・日系企業に就職 80%
・公務員 5-10%
・大学・研究所に就職 5%
・観光業に就職 5-10%
学習上の困難点
・外国語に対してまだシャイな態度を表すことがある。
・日本人と交流する機会がまだまだ少ない。
・日本語教材と日本研究のための文献が少ない。
大学院

構成
アジア学専攻
教員数:7名(学部と同様。担当資格は、博士号取得者)
学生数:30名 (大学院に日本語の授業はない。昼間は仕事をして、夜間学ぶ。)
研究領域・方向性
近年は、日本の現代社会、近現代史に関する研究テーマが多い。
コースの特徴
ベトナムにおける若手日本研究者の養成を促進するため、2011年度からゼンショーホールディングスの助成で東京大学と共同して日本研究拠点プログラムを開始。
http://www.jsph.c.u-tokyo.ac.jp/ja/about/message/
学位授与
修士号取得者数:17名(2004-2015年)
専門領域:歴史、社会、宗教、言語など。古典文化、明治期以降の政治・経済・社会、近現代文化、現代社会など多岐にわたる。
卒業後の進路
日系企業に就職 60% 公務員 20% 大学・研究所に就職 20%
留学

位置づけ
留学先で取った単位の中に交換できる単位が認められる。交換できない単位に関しては、帰国後取得する。
提携大学
東京大学、東京外国語大学、専修大学、昭和女子大学、早稲田大学、神奈川大学、関西大学、奈良女子大学、大東文化大学など
留学に対する意識・条件・選抜
意識:日本で日本語をよく学び、研究志向の意志が高い学生
条件:成績がよく、勉強、暮らしにおいて自立している3年生
選抜:2年間の成績がよい3年生
留学後の学生の状況
・日本語が上達し、再度日本に戻る志向が高まる。
・日本に関するクラブで活躍している。
・卒業論文グループ(各クラスのうち30%の優秀な学生)に参加、発表する
・研究に専念する者と日系企業での就職活動に分かれる(大学側としては研究の継続を望んでいる)
その他情報

調査協力者
PHAM Hoang Hung (ベトナム国立ハノイ校人文社会科学大学・東洋学部・日本研究学科 教師) Pham Thi Thu Giang(東洋学部副学部長、講師)
調査者
谷口龍子(東京外国語大学大学院国際日本学研究院准教授) 野平宗弘(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 講師)
調査日
2012/12/10
資料

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その他

外大関係者情報
・日本語教員との交流をより活発にしたい。
・留学生をより多く引き受けることを望む。
・日本語教材の提供を望む。
・留学生が東外大でベトナム語の授業を教えるチャンスがほしい。