大学名
香港中文大學

香港
地域
アジア
原語または英語名
The Chinese University of Hong Kong
学部
日本語学科あるいは関連学科
構成(組織・教員数・学生数)
日本研究科:日本語、日本研究
教員数:14名。内訳はProfessor3名、Associate Professor1名、Assistant Professor3名、Senior Instructor4名、Instructor3名。
学生数:日本研究科専攻の学生は1学年27~28名。日本研究科が開講するコースの履修者は約3000人。
日本語学習の主たる目的
・状況に応じて適切で正確なコミュニケーションが日本語でできるようになること。
・日本の社会的、文化的コンテクストにおいて、日本人、日本社会に対する理解を深めること。
必修科目
・Comprehensive JapaneseⅠ/Ⅱ
・Introduction to Japanese StudiesⅠ/Ⅱ
・Field Research Methods
・Field Research-Based ProjectsⅠ/Ⅱ
日本人教員情報
教員数:3名
初級~上級の日本語コースを担当。
目標とする日本語のレベル
ほぼ全員の専攻生が卒業までに日本語能力試験N1レベルに合格。
必須科目の使用テキスト
・1年次の日本語コース:「日本語1」「日本語2」「日本語3」「日本語4」(香港中文大学日本研究学科編)、「新日本語の中級」(スリーエーネットワーク)
・その他のコースでは特に決まったテキストは使用していない。
卒業生の進路
・貿易、製造、流通、教育、政府等。日系企業等、日本と取引のある企業に就職する者が多い。
・香港及び海外の大学院に進学する者もいる。
学習上の困難点
日本語、英語ともに優れた言語能力と学術的研究を行うための高い能力の両方が学生に要求されること。
大学院
日本語研究関連コース
構成
・修士課程(Mphil)は2003年に開講。毎年2~3名受け入れている。
・日本語学および日本語教育学修士課程(MA)は2006年に開講。
・日本研究修士課程(MA)は2012年に開講予定。定員は毎年約30名の予定。
研究領域・方向性
・修士課程(Mphil):言語学、人類学、歴史、映画研究、社会学、国際関係の専門分野で指導できる計6名の教授を有する。
・日本語学および日本語教育学修士課程(MA):主に日本語教員の養成を目指す。
コースの特徴
・修士課程(Mphil):通常2年で修了。必要単位数を取得し、修士論文を提出する。
・日本語学および日本語教育学修士課程(MA):1年または2年で修了。必要単位数を取得する。講義は夜間に行われるので、社会人も通学が可能である。
学位授与
・修士課程(Mphil):必要単位数を取得し、修士論文の審査に合格した者にMphilを授与する。
・日本語学および日本語教育学修士課程(MA):必要単位数を取得した者にMAを授与する。
卒業後の進路
・修士課程(Mphil):香港及び海外の博士課程に進学、企業に就職。
・日本語学および日本語教育学修士課程(MA):日本語教育機関、企業に就職。
留学

位置づけ
専攻生は通常2年次に全員、1年間日本に留学する。
提携大学
東京外国語大学、京都大学、東京学芸大学、一橋大学、大阪大学、九州大学、名古屋大学、名古屋商科大学、立命館大学、関西学院大学、大阪国際大学、関西外国語大学、杏林大学、上智大学、明治大学、立教大学、早稲田大学など。
留学に対する意識・条件・選抜
留学の経験は、日本語力を向上させ、日本に対する理解を深めるだけではなく、視野を広げる貴重な機会となっている。
留学後の学生の状況
中文大学に戻り、最終学年を送る。
日本留学中に収集したデータ、資料をもとに卒業プロジェクトに取り組む。
その他情報

調査協力者
NAKANO, Lynne Yukie(Chair, Department of Japanese Studies)
調査者
谷口龍子(東京外国語大学国際日本研究センター准教授)
調査日
2011/08/26
資料

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